背景知識：リオのシンボル、コルコバードの丘の歴史
リオデジャネイロのシンボルと言えるコルコバードの丘。
その頂上には有名なキリスト救世主像が建立されており、世界中から多くの観光客が訪れるスポットです。
コルコバードの丘の高さは約710メートルで、リオデジャネイロの市街地や周囲のビーチ、緑豊かな森林を一望できる絶好のロケーションにあります。
キリスト救世主像は、1931年に完成し、高さは30メートル、腕の長さが28メートルにも及びます。この像は、アールデコ様式（幾何学的な形や洗練されたラインを特徴とする装飾的な芸術デザイン）で設計され、石とコンクリートで作られ、表面は石英で覆われています。
見どころとしては、まずその壮大な像自体が挙げられますが、丘の頂上からの景色もまた圧巻です。
特に日の出や日没時は、光がリオの海と山々を照らし出し、壮美な景色を作り出します。
また、丘へのアクセスには、ケーブルカーや登山トレイルがあり、訪れる過程も楽しめます。
まあ、リオに来たら行かない人はいないスポットですが、むしろこの絶景を観るためだけにリオまで行く価値があるぐらい絶景です。
旅のTips：コルコバードの丘までの行き方とオススメの時間帯
コルコバードの丘まで行く方法は2つあります。
一つが拠点となる駅からケーブルカーで行く方法。もう一つが歩いて登る方法。
Tips1；歩いて登る方法
まず、歩いて登る方法ですが、キリスト救世主像へのハイキングルートは、Parque Lageから始まり、約2.5キロメートルの距離を森林を通って進むコースです。山道は急な傾斜があり、登山経験者向けですが、自然に囲まれながら丘の頂上へと登ることができます。
ハイキングの所要時間は約1時間半から2時間ほど。天候や体力によって異なります。ハイキング中は多様な野生動物や熱帯の植物を観察することができ、リオデジャネイロの自然を間近に感じられる経験となります。
ちなみに入山の時間帯は9:00-15:00と決められているので注意してください。
また、入場料が50レアル（約1,500円）かかります。
Tips2：ケーブルカーで登る方法
ケーブルカーで行く方法は、まずケーブルカーが出ているCosme Velhoまで向かいます。
Cosme Velhoに着いたらケーブルカーのチケットを購入します。2024年4月に訪れた際にはケーブルカーの費用は入場券の料金も込みで往復で92レアル（約2,800円）でした。
Tips3：ケーブルカーは予約も可能
ケーブルカーは30分おきぐらいに出ていますが、チケットを購入する際も、ケーブルカーに乗る際も結構並ぶので意外に時間がかかります。混雑状況によっては予定していた時間帯のチケットが売り切れということもあり得ます。ホームページからチケットの予約が可能なので、心配な人は予約をしておくと安心です。
ケーブルカー（Trem do Corcovado）のホームページ（現地で購入より値上がりしてる・・？）https://www.tremdocorcovado.rio
Tips4：ケーブルカーは行きは右側、帰りは左側に座るべし
ケーブルカーに乗ったら可能であれば行きは先頭に向かって右側、帰りは左側に座りましょう。
これは窓から見える景色が海側となるため、景色を楽しみながら過ごすことができるからです。
ケーブルカーは20分くらいで目的地に着きます。
そこから頂上まではさらに10分〜１５分ほど歩いて向かいます。
Tips5：オススメの時間帯は午前10-12時
コルコバードの丘はいつ行っても圧巻の景色を味わえるのですが、個人的に1番良い時間帯は午前10-12時だと思います。
時間帯が早すぎるとまだ霧が晴れておらず景色が見えづらい可能性があります。また、午後になると今度は写真撮影をする際に逆光となる可能性が高くなるため、10-12時に頂上にいるのがベストと思います。
あとはやはり青空が広がっていた方が感動も増すため、リオに複数日滞在するのであれば、天候も確認しながらベストな日に登ることをオススメします。
ぶっちゃけ感想：人生で初めて涙した
コルコバードの丘からリオデジャネイロの街並みを見た時、あまりにも絶景で人生で初めて景観を見て涙が出ました。これまで様々な場所を訪れましたが、ここまで感動した絶景は初めてでした。まさに圧巻。思わず「うわぁ！」と声が出ました。
と、同時に、世界にはまだまだ息を呑むような感動する絶景が沢山あるのだと考えたら、死ぬまでに一つでも多くその絶景を味わいたいと思いました。
コルコバードの丘からの景色を見に行くだけでもリオに行く価値はあると思います。
ぜひ、「次はどこに行こうかな〜」と考えている方がいれば、ブラジルはリオデジャネイロをオススメします。
コメント