リオのポン・ヂ・アスーカルに安く行く方法

ブラジル

背景知識:グアナバラ湾に突き出す半島、「ポン・ヂ・アスーカル」

ポン・ジ・アスーカル(Pão de Açúcar、英語で「Sugarloaf Mountain」)は、ブラジルのリオデジャネイロにある有名な岩山です。この名前は、その形が砂糖を固めて作った伝統的なブラジルの「砂糖の塊(ローフ)」に似ていることから名付けられました。山の高さは約396メートルで、リオデジャネイロのグアナバラ湾に突き出た位置にあります。

ポン・ジ・アスーカルの歴史は古く、この地域の先住民であるトゥピ族がこの地を「パウン」と呼んでいたとされます。ポルトガル人がこの地に到着した際に、砂糖の塊に似たその形から「Pão de Açúcar」と名付けました。

観光としての歴史は1912年に始まります。その年、ポン・ジ・アスーカルにケーブルカーが設置され、観光客が山頂まで容易にアクセスできるようになりました。このケーブルカーは、現在でもリオデジャネイロの主要な観光アトラクションの一つとして機能しており、山頂からはリオデジャネイロの壮大な景色を一望できます。

このケーブルカーですが、通常だと5千円ほどの料金となっており、かなり強気な値段設定です。
そこで、今回はポン・ジ・アスーカル本体(396m)に行くまでの途中にある、ウルカの丘(220m)まで無料で行く方法をお伝えします。途中にあるとは言え、ウルカの丘からの景色も絶景のため、少しでも旅の費用を抑えて景観を楽しみたい人にとってはオススメの方法です。

旅のTips:ウルカの丘までトレッキング

Tips1:トレッキングの入り口であるPista Cláudio Coutinhoまで行こう

トレッキングの入り口はケーブルカーが発着する場所から歩いて5分ほどの場所にあります。
Uberで「Pista Cláudio Coutinho」に設定すれば難なく行くことができます。

余談ですが、Pista Cláudio Coutinhoの近くにはプライア・ヴェルメーリャ(Praia Vermelha)というビーチがあり、ここはコパカバーナやイパネマよりもこじんまりしているのですが、波がとても穏やかで意外に穴場スポットです。

Pista Cláudio Coutinhoからトレッキングまでの道は少しわかりづらいのですが、下の写真が入り口になっています。蛇(ハブ?)や虫が出る可能性があるので虫除けはあった方が良いかもしれません。

Tips2:ウルカの丘までの所要時間と道のり

ウルカの丘までの所要時間は、通常のペースで30分、早足で20分、ゆっくりペースで40-50分ほどです。

傾斜が急なところもあり、道もそこそこ険しいため、足腰の弱い方や高齢の方は厳しいかもしれません。健康体の方であっても、運動靴や動きやすい服装で登ることをオススメします。

トレッキングでは緑に囲まれた景色や隙間から見える海の景色を楽しむことができます。

トレッキングコース
途中で見える景色

しばらくは舗装された道を景色を楽しみながら歩いていけるのですが、途中からしっかりと登山道へと切り替わります。

傾斜が急なこともあり、舐めてかかると普通に息があがります。また、足場が悪いところもあるため、しっかりとスタミナがある状態で登りましょう。汗をかくので水分の持参も忘れずに。

30分ほど登るとウルカの丘に到着です。

Tips3:ウルカの丘ではレストランやお土産が充実

ウルカの丘に登るとレストランやお土産屋さんが沢山あって楽しめます。
トレッキングで疲れた体をここで癒すことができます。
ただ、様々なものが観光地価格で高いので、お土産はこの場でどうしても買いたいもの以外は別の場所で購入する方が良いと思います。(下山の邪魔にもなりますしね)

ハワイアナス等のたくさんのお土産屋さんがある

丘から見える景色も素晴らしいです。

お猿さんもいて可愛かったです。

手を出すと噛みつかれるので危険

ここからポン・ジ・アスーカルの本体までは、さらにケーブルカーを使って登ります。
ウルカの丘からケーブルカーを使ってポン・ジ・アスーカルまで行く場合、料金は半額(2,700円)ほどになるようです。

ぶっちゃけ感想:トレッキングは思ったよりもしんどいが節約にはアリ

30分ぐらいのトレッキングなので簡単に行けると舐めていましたが、思っていたよりも傾斜がきつく、岩場を一生懸命登る場所もあるため想像以上に疲れました。その分、丘から見える景色は圧巻でしたが、それなりに大変であることは知っておくべきだと思いました。

一方で、大自然の中に囲まれ、マイナスイオンを浴びてのトレッキングはとても気持ちが良いです。
しかも、ウルカの丘まで無料で行け、ウルカの丘からポン・ジ・アスーカルの本体までは半額で行けるためかなりの節約になります。(そもそも5千円って高すぎます)
また、旅行中は何かと美味しいものばかり食べて太ってしまうので、運動不足解消もかねてトレッキングするのはとてもオススメです。
下山の方が足腰に響くので、体力は残しておきましょう。(私は日頃の運動不足からか、次の日に筋肉痛になりました..)

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